2年

去年の1月21日に似たようなブログを書きました。21日の22時頃、Jrを卒業する彼らに向けて最後の思いを綴りたくて、自分の気持ちを整理したくて、校閲も推敲も一切せず1時間で書き上げたブログを投稿しました。読み返すとあまりにも支離滅裂で人様に読んで頂けるようなレベルの文章ではなかったので下書きに戻して眠らせています。多分今後公開することは無いので、2年という区切りの今日、改めて新しいブログを書きました。*1

 

9人の人生を賭けた、大きいなんて言葉じゃ物足りないくらいの規模の大事な決断を発表した日から、今日で2年が経ちました。色々な立場からの色々な意見が飛び交う中、感情的になった私を含めた大勢のファン達が忘れてしまっていた1番大事な事。

それは本人達が沢山の事を考えた上で、勇気を振り絞って、大切なものを手放したという事。

言い方は良くないけれど、みんな、大切なものを手放した。

でも優しすぎる彼らは、手放した大切なものがいくら自分を攻撃しようと、守ろうとする。包み込もうとする。その優しさがとても温かくて、凄く苦しい。

 

2019年1月17日、関西Jrのファンとして加入を聞きました。ファーストリアクションは勿論「嫌だ」。大好きな彼がどんな思いでこの決断をしたかとか、滝沢くんがどんな事を考えて彼を選んだのかとか、何もかも考える事が出来ていなかった。全部ファンとしてのエゴだった。寂しい、怖い、行かないで欲しい。そのエゴは大好きで大切な彼にとっては棘だった。彼を心配するあまり、彼の自尊心を傷付けた。最低な事をしてしまいました。

今思うとグループがひとつも無くて何も確約されていない当時の関ジュが安定していたかと言われると頷けないんだけれど、当時その形の関ジュを好きになってその形の関ジュを応援していた私から見たらグループ結成によって私の好きな形を"崩された"と思った。元担は当時の仕事からして事務所に残って俳優のお仕事を続けると思っていたけど、康二くんはあの時決まっていた仕事が終わり次第、事務所との契約を更新しないと直感的に思った。

悪く言うと、アイドルとしてのるたこじは過去のものなので、今Snow Manのファンがるたこじの関係性を好きだと言ってくれるのが嬉しい。過去に縋り付くな、みたいな厳しい意見をあまり見かけないことが凄く嬉しい。
この先彼らは多分もう二度と背中を合わせて歌うことは無いし、私の好きなるたこじのバラエティだってもう二度と見れない。でも、もしかしたら事務所に残らないんじゃないかと思っていた時期もあったから、二人が笑ってる姿をもう二度と見られないんじゃないかと思った瞬間もあったから。戦う場所やお仕事の内容が変わった今も同じ事務所内のライバルとして、お互いのブログに登場したりプライベートで偶に仲良くしたり島動画撮ってくれたり*2、そんな関係性を引き続き見れている事に感謝しかありません。

 

康二くんはジャニーズの中でも物理的距離が近い部類に入ると思う。そして彼が長い間在籍していた関西Jrにはその異常なパーソナルスペース感覚に慣れた人が多い、気がする。そんな長い付き合いの関西Jrのメンバーは康二くんがどんな性格かというのも時間をかけて理解しているんだと思う。

増員後、康二くんにはそんな悠長にしてる時間なんて無かった。滝沢歌舞伎の京都公演に向けての稽古で集まった8人。数週間後に控えた本番までに詰め込まなきゃいけない、作り上げなきゃいけない、緊迫感、緊張感、責任感、プレッシャー、全てが伸し掛るあの現場についていくことに必死だった康二くんに、そんなに余裕がなかったんだろうなと思います。

人を愛し、人に愛されたい。1人は少し寂しい、誰かが傍にいて欲しい。でも人見知り。自分から距離を詰める方法を知らない。ちょっと不器用で、根は凄く真面目でストイックな康二くんの稽古場での複雑な表情を2年前のROTで見た時は胸が痛みました。

バラエティ面でも新たな仲間達に囲まれ慣れない環境の中自分のできる限りの力を出そうとする康二くん。彼のやる気や全力が少し空回りしているように見えることもあったし、実際いろいろな人に好き勝手言われ悔しい思いをしたこともあったけど、今「康二くんはSnow Manの笑いには欠かせないよね」という優しい言葉が色んな方から聞けるのは、彼の努力の賜物だと思います。

 

去年1月17日、日付が変わった瞬間TLを埋めつくした「新体制1周年」に関するツイート。今日という日はSnow Manを語る上で欠かせない大事な日であり、6人に、3人に、ありがとう、おめでとうを伝える日という認識でした。だから今年も日付が変わる瞬間心構えていた、んだけれど。みんな0:00を待ち侘びて、短針が動いた瞬間TLにツイートが溢れかえって…みたいな想像していたものとは少し違っていました。拍子抜け感は正直否めない(笑)だからここまでこれだけブログを書いたけど、本当にこれを公開するか凄く悩みました。でも、たとえTLで浮いていようが誰も読まなかろうが、やっぱりこの瞬間の感情を言葉で残しておきたい。

 

私にとって2019年1月17日は最悪な日。地獄を見た日。色んな言葉に沢山傷付き、大好きな人を傷付けてしまった日。あの日の感情は一生美化されないし、したくない。

でも今日、2021年1月17日は凄く素敵な日。大好きな人達が温かい言葉に包まれ、9人で笑ってる。

当たり前だと思っている明日は来ない、『絶対』も『一生』もあくまで夢物語。この3ヶ月で、幸せな瞬間は永遠じゃないからこそ価値があって、貴重で、大切なかけがえのないものなんだと学ぶ事が出来ました。

私は多分、来年の1月17日もTLの流れに逆らい懲りずに加入について話す。それは、大好きな、大切な人を傷付けた咎め。自戒。

この重い罪は、たとえみんなが忘れてようと、彼らが忘れてようと、自分だけは絶対に忘れちゃいけない。彼らに愛情を届けることで、少しでも彼らの力になることで、一生をかけて償っていくつもりです。

 

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今年も、9人の未来に幸あれ。

*1:年末に9000文字オーバーのバカデカ感情書き殴り2020総括ブログ書いたばっかりなので、今回は簡潔に短めに行く予定です。

*2:康二くんが島卒業したらもうそれも見れなくなっちゃうのかな…